無謀ともいえる任務を果たすため組織された精鋭部隊ギガンテス。
ダストへ赴く一行の壮行会が、月の都シャートムーンで行われます。会場であるムーンパレスに集うカラドギルグの面子。一癖も二癖もある猛者たちに、案内を任された執事は右往左往です。
束の間の平和のなかにひしめく緊張感の火花。闘争のなかにある信頼。信じるという言葉を体現しようとする絆。 英雄たちもまた、ただの人の集まりでしかないのです。 ダンスパーティの夜は、儚くも温かく更けていきます。 先の見えない不安に、夜明けは訪れるでしょうか――。