さて、同じ城のなかで、もうひとつのドラマスポット――地下牢です。
少女ロコをめぐるエピソードもReturn to Farlandとリンクしていますが、ここでもまずなによりルーディスです。
重大な事実をまえにすると、自分の心と折り合いをつけることが難しいことがあります。プライドの高い人はなおさらそうだったりします。ジュノにも似たようなところがありますが、ルーディスは輪をかけて不器用です。ゆえに、気持ちの整理はReturn to Farlandへと保留されてしまいます。
目的のものを強く睨みすぎたせいで、見守るものが見えなくなっていることがあります。大事なものを失って から気づくのは世の常かもしれませんが、それでも切ないものですね。