前作に引き続き、笛吹りな先生に担当して頂きました。
基本的にはキャラクター素材ありきで、そこからイラストに発展して頂くかたちです。リスやベヒシュタインは大きく変化しています。作品内の時期としてはどちらの作品もほぼ同じですが、リスは前作は魔法使いとしての要素が強めになっており本作は小公女です。ベヒシュタインは前作が牧師で本作が騎士団長です。立場の変化が現れています。
ジュノたちをはじめ、今回のイラストではジュノたち全員が武器を所有しています。ジュノがロッドに封印された精霊の力で攻撃するのも珍しいですが、アストリアが剣をもっているのが印象的でしょうか。女性だから華奢ということはないだろうという意見と、貴族の嗜みにより剣術があってしかるべきだろうという意見によりそうなっています。旅人であるジルジャンは世界を練り歩くうえで一番実用性がありそうなスピアだったりするのは配慮がありますが、チックのリボンは実用性というよりキャラクター性ですね。
あと今回、クルルがいます。ルゥです。前作にはクルクルがいましたが、パーティキャラクターではなかったのでどんな容姿なのかよくわからなかったわけですが（敵として出てくるときは絵の都合で狼みたいな感じでしたが）今回、ルゥがいることで全容が確認できます。有名な動物っぽくてなぜこうなったのかエピソードの多いキャラクターなのですが、なんというか愛嬌重視です。
本作は舞台を次々に移動させる前作とは異なるため、印象は強めに設定されています。濃い感じです。