以前のトピックスでも紹介しているように、Return to Farlandのなかにはジャレットたち主人公以外にも多くの登場人物がいます。重要な役割を果たす人からそうでもない人まで実にたくさん。それぞれのキャラクターはそれぞれの人生を、Return to Farlandのなかで送っているわけです。それを示すわけではありませんが、つまり名もないような街の住人に至るまで、しっかりと成長していっているところがあります。
今回はハーグローブ王国の城下町にいる「吟遊詩人に憧れる男」に着目してみます。
彼は物語前半だと、ただ憧れて、他の有名詩人に弟子入りしようとしています。
中盤、彼は弟子入りを断られ、迷っています。
ですが、最後には、自作の詩を持って、彼は旅立ちます。
このゲームでは、住人の多くがこのように変わっていきます。彼らの変化に目を向けるのも、息抜きになるのではないでしょうか。
時の流れとともに、環境や立場は変化していきます。だれもが、同じ状況で居つづけることはありません。
彼らはきっと、そういうことを教えてくれるでしょう。
Return to Farlandのなかには設定がまるでないような人物はいません。すべての人に形容表現がつき、目的があり、そこに住んで暮らしている設定があります。製作において、住人の設定や配置、変化など多くの場所に気を使いました。このゲームには独自のシステムなどはあまりありませんが、このようなだれもが普通にできる部分で、普通以上の努力をすることで楽しさを生みだせたらと考えていました。
ジャレットたちが歩むストーリーだけでなく、そこでも楽しんで頂けたなら幸いです。